昔、丹後の国の比治の里にさんねも(三右衛門)という若い狩人が住んでいました。ある夏の朝、さんねもはいつものように狩りに出かけて、比治山の山頂近くまで来ました。すると、何ともいえないいい香りがして、不思議な音楽が聞こえてきました。近寄っていくと、見たこともない美しい八人の天女が、池で楽しそうに水浴びをしていました。ふとかたわらの木を見ると、美しい羽衣がふんわりとかけてあるではありませんか。さんねもは、その羽衣の美しさに引かれて一枚をかかえると、いちもくさんに家へ帰りました。


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